ESI 音響振動解析セミナー

15 November 2017 - 16 November 2017
Japan, Tokyo
日本イーエスアイ 営業本部
info.jp [at] esi-group.com (info[dot]jp[at]esi-group[dot]com)

ユーザー会議「PUCA 2017 - ESI Users’ Forum Japan -」のVAセッションに引き続き、下記のとおり「ESI音響振動解析セミナー」を開催する運びとなりました。
11月16日(木)午前のPUCA VAセッションでは、宇宙航空研究開発機構様より、「ロケット打上時の直接音場試験法を使用した音響加振の有効性」に関して、また海上・港湾・航空技術研究所より「SEA モデルを用いた船内騒音対策最適化について」 ご講演を予定しており、またESIからはVA One2017の最新情報に加え、0D/1Dシミュレーションツールとのカップリングに関してご紹介させて頂く予定です。
それに続き午後の「ESI音響振動解析セミナー」では、さまざまな課題に対し適切な手法で対応するVA Oneの、FEM・BEM・SEA・Hybrid(FEM-SEA)それぞれの理論的背景とともに実際の解析事例を交えて網羅的に詳しくご紹介いたします。また、ESIの構造解析ソリューションであるVPS(Virtual Performance Solution)を用いて低周波域の構造振動―構造伝搬音予測が可能となり、本邦初となる自動車のロードノイズ解析事例および、航空宇宙・輸送機器関係のNVH解析に関するESIソリューションの最新動向に関してもご紹介させていただく予定です。
是非この機会にご参加頂きますよう、謹んでお願い申し上げます。

開催概要
日 時 平成29年11月16日(木) 13:00 ~17:00
場 所 ヒルトン東京 3F 「奈良」
 ※ 当日は最初に4F PUCA総合受付にて受付いただいた後、セミナー会場へ移動してください。
費 用 無料  ※ 事前お申込が必要となります
申込方法       受付は終了致しました

お問合せ

日本イーエスアイ株式会社 営業本部
TEL : 03-5331-3832  Email : info.jp [at] esi-group.com

 

プログラム
13:00-14:30

Overview of Vibro-Acoustics Simulation Techniques Including SEA, BEM and FEA
SEA, BEM and FEAを用いた統合振動音響シミュレーション技術のご紹介

C. Musser, M. Calloni, W. van Hal , ESI Group

ESIの音響振動解析ソフトウェアVA Oneは全可聴周波数域に対する様々な現象解析ソリューションを提供します。解決したいのは室内騒音か外部騒音か、低周波数域か高周波数域か、構造伝搬か空気伝搬か、などにおうじて適切なアプリケーションを用いてモデルを作成する必要があり、ESIのソリューションはそれを強力にご支援します。このセッションでは、VA Oneが実装している解析方法の概要と、最新バージョン2017機能をデモを交えてご紹介します。

14:30-15:00

Low frequency interior noise prediction
自動車の室内騒音予測(低周波数域)に対するタイヤモデル化手法のご紹介

W. van Hal, ESI Group

コンベンショナルな内燃機関を動力源とする自動車の低周波数域の室内騒音は主にエンジン騒音とロードノイズの寄与が大きく、今後電動化が進むとロードノイズが最も重要な音源として残ります。ロードノイズを高い精度で予測し適切な対策を講じるためには、机上シミュレーション技術の向上が不可欠です。このセッションでは、タイヤのモデル化手法、内装トリムの3Dモデル、部品の接触、型成型部品のプリロードのような非線形効果、タイヤのような高い非線形性のある入力の取り扱い方についてご説明します。

15:00-15:15 Coffee Break
15:15–15:45

Virtual DFAT (Direct Field Acoustic Test) with VA One BEM to Support Launch Vehicle Design
打ち上げロケットの音響加振装置DFAT (Direct Field Acoustic Test)のBEM解析事例

C. Musser, M. Calloni, ESI Group

航空宇宙システムの音響試験を行う従来の残響室に置き換わりうる試験装置としてDFAT(Direct Field Acoustic Testing)が検討されています。DFAT試験は、独立制御できる複数入力チャンネルを持つスピーカースタックを構築し、その中心に試験体と制御マイクを置いて拡散音場を生成する装置で、限られた制御マイクやスピーカーは現場で試行錯誤して配置する必要があります。このセッションでは、BEM(境界要素法)モデルで求めた音場の波数―周波数スペクトルを用いてDFAT試験場の拡散音場を調べる方法と実施事例をご紹介します。

15:45–16:15

Pass-By Noise Simulation Tool and Design with VA One
車外騒音レベル予測のためのVA One Pass-By Noiseツール開発と解析事例

C. Musser, M. Calloni, ESI Group

輸送車両の外部放射音である「車外騒音」の規制値強化に対し、設計のより早い段階で合理的な達成方策とコンポーネントレベルの目標設定が必要となっていきます。実際に走行して騒音値を計測する実車試験と異なり、インドア試験では各騒音源と、それらとマイク間の伝達関数の寄与度を明確にできます。車外騒音シミュレーションは開発初期には設計ツールとして、開発後期には実験の置き換えとして活用できます。このセッションでは、実験とシミュレーションを組み合わせた車外騒音設計プロセスの全体概要を示し、検証事例をご紹介します。

16:15-16:45

Overview of Aero-Vibro-Acoustics Simulation with VA One
VA Oneを用いた空力振動騒音(Aero-Vibro-Acoustics)シミュレーション技術と解析事例

C. Musser, M. Calloni, ESI Group

風騒音は自動車用パワートレインの電動化や鉄道車両のさらなる高速化により、メーカーにとっても利用者にとっても益々重要な課題となります。精度のよい風騒音予測を行うためには振動騒音解析モデル化手法に加えて、CFD(Computational Fluid Dynamics)シミュレーション技術も非常に重要となります。ESIはCFD解析結果を音響・振動入力に変換するツールとサポートを提供しており、それを利用して吸遮音材の配置やガラスのダンピングなどの設計パラメータ感度解析が実施できます。このセッションでは、CFDシミュレーション結果を用いた音源同定、そして音響シミュレーション手法をご説明します。

16:45-17:00 Q&A

※ 英語での講演となりますので、状況に応じ日本人スタッフが要約部分を日本語でご説明させて頂きます。
※ プログラム内容は変更することがあります。予めご了承ください。

   
           

SEA Vehicle model

 

Pass By Noise Simulation

   
     

Aero-VibroAcoustics of Mirror

 

Virtual DFAT with BEM

 

Interior Acoustic simulation at Anechoic chamber