FAR社、ダイカストマシンの設計製造にシミュレーションを取り入れ、生産性・収益性向上を実現

Casting
Heavy Industry & Machinery

今日、鋳造シミュレーションは、製品品質向上や製造プロセスの最適化によるコスト削減に必要不可欠です。ESI Groupの鋳造解析ソリューションの活用で、FARは市場での競争力を高めることができました。

Gianfranco Lenzi
CEO / FAR srl

 

Story

Since 1992, FAR has played an active role in the constantly evolving and challenging automotive sector, with dedication and innovation. FAR’s commitment to its clientele is to remain a reliable and proactive partner, leveraging the best technologies, offering their expertise in the die casting process, and ensuring close cooperation for better planning and problem-solving. Therefore, when a customer called on FAR to increase production on an automotive oil pump, it was only natural for FAR to seek out the most cutting-edge and effective approach.

 

FAR社は、自動車用オイルポンプをシングルキャビティの金型による生産で成功してきましたが、顧客から生産量の増加を求められ、ダブルキャビティの金型への切り替えが必要となりました。しかし、それらを実現するためには、同様の品質を保持しながら、コストを抑えることができるダイカストマシンの選択が必要不可欠でした。

経験的評価を用いた標準的なアプローチでは、1000 t-1200 tのダイカストマシンを使用し、ダブルキャビティ金型で製造することで顧客のニーズに応えられると示されましたが、FAR社では、より小型でコスト効率に優れた750 tのダイカストマシンを使用しなければなりませんでした。また、最終的な品質要件を満たすため、ダブルキャビティ金型に、高真空を使用し、充填中の空気の逆圧を急激に減少させて、ガスの気孔率の問題を防ぎ、注入力を低減する手法を使うことを決めました。

ESI GroupはパートナーであるECOTRE Valente SRLと協力して、FAR社のための新しいソリューションを開発しました。鋳造解析ソリューションソフト ESI ProCAST にバーチャルダイカストマシンを統合することで、充填中のピストンの動きをリアルタイムで制御するダイカストマシンの油圧噴射力の考慮が可能となります。さらに、最適化されたピストン速度プロファイルは、シミュレーションからダイカストマシン PLCシステムに直接エクスポートすることができます。

Simulation results using the new real-time Piston Control feature in ESI ProCAST
Simulation results using the new real-time Piston Control feature in ESI ProCAST

これらのシミュレーションにより、FARはダブルキャビティ金型のゲーティングおよびエバキュエーションシステムを最適化し、750tのマシンに適したものにすることができました。ProCASTの活用により、FARは鋳造部品を製造するのに適したダイカストマシンの選定が可能となり、最終的に部品コストを28%削減しました。これに加えて、Colosio 1200tマシンの代わりにColosio 750tマシンをバーチャルマシンとして選択したことにより、年間165k€のランニングコストの削減にも成功しました。

FAR社について

FAR社の長期的な目標は、お客様のために信頼性・積極性の高いハイテクパートナーであり続けることです。
ダイカストのノウハウをお客様に提供し、より良い企画と問題解決に向けた緊密な連携を図ることで、製品・サービス面でお客様に満足していただくことを第一の使命としています。これらの目標を達成するため、私たちは、ステークホルダー(従業員、クライアント、サプライヤ...)、環境、国家間での道徳的および倫理的な義務に合わせて、常にビジネスコンセプトを変化させ対応してきました。FAR社は今後もこれらを推進していきます。

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