1973年:  THE STORY BEGINS

現会長のAlain de Rouvray、Jacques Dubois、Jacques Dubois、Eberhard Haugらが、フランスでESI (Engineering Systems International) を設立。

当初はコンサルティング会社として設立されたが、徐々に有限要素法に基づく高度なシミュレーション技術開発に移行。

1979年:  ドイツに拠点を設立 

ドイツで自動車の衝突安全規制が導入されたことから、自動車メーカーからの強い要望を受け、初となる子会社をドイツに設立(ESI GmbH)

1985年:  FIRST CRASH TEST ON FULL CAR

ESIは独フォルクスワーゲン (VW) を中心とする企業連合と提携し、業界初となる自動車の衝突時の変形を解析するシミュレーションソフトを開発。ESIの主力製品であるPAM-CRASH (PAM:Program in Applied Mechanics)の開発に向けた第一歩となる。

1991年:  CREATION OF SOFTWARE ACTIVITY

ベンチャーキャピタルのBurr, Egan & Deleageから資本を調達し、応用力学のソフトウェアエディタとなる。さらに、独自のソフトウェアツールの開発を目的にPSI(PAM Systems International)を設立。

1992: 日本、アメリカ、韓国に子会社を設立

ソフトウェアの販路拡大に向け、アメリカ、日本、韓国に子会社を設立。ESI Groupとして国際的な組織に。

1997年: FRAMASOFT社を買収

ESIグループは、Framatome (現在はAREVA)の子会社で、原子力分野に特化した機械シミュレーションツールベンダーのFramasoft 社(シスタス・インターナショナルに改名)を買収。

1999年: DYNAMIC SOFTWARE社を買収

ESIグループは、金属スタンピングシミュレーション分野の強化を目的に「Optris」を開発したDynamic Software社を買収。

2000年: ユーロネクストパリ証券取引所に株式を公開、ISO9001-2000の認証を取得

2000年7月6日、ユーロネクスト・パリ株式市場のユーロリスト・コンパートメントCに上場し、約3,000万ユーロの資金調達に成功。

同年、プロセス管理の強化・改善を目的に、大規模な品質向上プログラムを実施し、ISO9001の認証を取得。

2001年: チェコ・スペインに子会社を設立、STRACO社を買収

欧州市場の開拓を目的に、チェコとスペインに子会社を設立。

さらに、フランスのStraco社を買収し、振動音響市場へ参入。

2002年: イギリスに子会社を設立、VASCI社・PROCAST社・CALCOM社を買収

イギリスに新たな子会社を設立。

さらに、アメリカでVASci(Vibro-Acoustic Sciences)社を設立し、音響・騒音シミュレーションソリューション提供を開始。

- 音響振動分野:米国の騒音・音響シミュレーションソリューション VASci (Vibro-Acoustic Sciences) を導入。

- 鋳造・工業冶金分野:スイスのソフトウェアProCASTを買収した他、販売会社としてCalcom社を統合。

2003年: EASI社の買収、インドでに子会社を設立

アメリカのEASi社から、EASiのCAE (Computer-Aided Engineering)シミュレーション設計および制御ソフトウェア環境の知的財産権を取得し、オープンな共同エンジニアリング環境を構築。

さらに、グローバルなサービスを強化することを目的にインドに子会社を設立。

2004年: CFDRC社(CFD Research Corporation)を買収、中国に子会社を設立

CFD Research Corporationの一部を買収し、エレクトロニクス、バイオテクノロジー、代替エネルギー産業等成長産業をターゲットとして、流体力学分野での事業の多角化を実現。現地経済の急成長を背景に、中国に子会社を設立。

2006年: ATE TECHNOLOGY社・IPS INT. 社を買収

戦略的パートナーシップを締結し、航空分野における統合ソリューションを提供する中国のATE Technology International社を買収。

また、韓国のエンジニアリングアプリケーション(CAE)におけるデジタルシミュレーションサービスを提供するIPS International社の支店から同社のバーチャルヒューマンモデルの知的財産権を取得し、航空機の快適性シミュレーションなどの有望な市場へ参入。

2008年: イタリアに子会社を設立・ Vdot™と MINDWARE社を買収

欧州での販売網開発戦略に沿って、イタリアに子会社を設立。同年、米国のProcelerate Technologies Inc.から、リーンプロセス管理のためのソフトウェアプラットフォーム「VdotTM」を買収。

このエンタープライズプロセスの意思決定ツールは、ベストプラクティスを把握して自動化することができ、ESIのデジタルシミュレーションソリューションを自然に補完し、PLM(製品ライフサイクル管理)内での仮想プロトタイピングの統合と同期を実現。さらに、米国の大手サービスプロバイダであるMindware Engineering Inc.を買収。

この買収により、ESIは米国でのプレゼンスの強化、CFD市場でのバーチャルプロトタイピングの発展を実現。

2009年: ブラジルとチュニジアに子会社を設立

産業が急速に発展しているブラジルと、付加価値の高いプロジェクトに特化したコンピテンシーセンターを設置しているチュニジアに新たな子会社を設立。

2011年: ACQUISITION OF IC.IDO AND EFIELD & STRONG GROWTH

顧客が3 Dでモデルを 「ライブ」 で体験し、効果的な意思決定をサポート可能なバーチャルリアリティ (没入型に没入型仮想現実) ソリューションを提供する大手ベンダーであるIC.IDOGmbHを買収。

さらに、ヨーロッパの電磁気シミュレーションソリューションベンダーのEfield社を買収し、電磁気関連ソリューションを強化。

2012年: OpenCFD 社の買収、ロシアに子会社を設立、 BIAM-AVIC社とのジョイントベンチャーフレームワーク契約締結、ASTRIUM社と戦略的提携契約締結

オープンソース計算流体力学(CFD)ソフトウェアのリーディングカンパニーのOpenCFD Ltd.社を買収。9月には、急成長するロシア市場での体制強化を目的に、ロシアで子会社を開設。11月、ESIは2011年に締結した戦略的パートナーシップ契約に続く、BIAM-AVIC(北京航空材料研究所)とのジョイントベンチャーフレームワーク契約を締結。

同月、欧州の大手宇宙技術企業であるASTRIUM社との複数年にわたる戦略的提携契約を締結。売上高1億900万ユーロを計上。

2013年: AVIC-BIAM社との共同出資契約の調印式とCyDesign Labs社の買収

ルノー社の新しい戦略計画「Renault 2016:変革の推進」を支援することを目的にルノー社と戦略的提携の枠組み契約を締結。また、2012年にジョイント・ベンチャー契約を締結したAVIC-BIAM社と合弁会社「AVIC-ESI (北京) テクノロジー (有)。 」を設立・運営することに合意。

10月には、シリコンバレーに拠点を置くシステムモデリングの先駆的イノベーターであるCyDesign Labs社を買収。

2014年: CAMMECH社の買収

アジアでのプレゼンスを戦略的強化を目的にベトナムのCAMMECH社を買収し、ESIのマルチショアリングモデルを展開。

5月、パリで第3回ESIグローバルフォーラム開催。ベルリンで開催した第2回OpenFOAMカンファレンスでは、産業規模でのオープンソースコードの可能性を証明。

2015年: 4社を買収

包括的かつ完全なバーチャルプロトタイピングを構築することを目的とした買収戦略を追求し、組み込み型高度運転支援システム (ADAS) の開発に特化したCIVITEC社を買収。また、電子デバイス市場に特化した革新的ソリューションプロバイダーPRESTO社、ビッグデータ視覚分析の専門家集団のPicViz社、商用CAEクラウドソリューションを提供しているCiespace社を買収。

2016年: ITI GMBH社 ・MINESET社を買収

SimulationXでメカトロニクスおよびマルチドメインシステムのリアルなシミュレーションの世界的リーダーであるITI GmbHを買収。また、ビッグデータ・ビジュアルアナリティクスと機械学習のスペシャリストであるMineset Inc.を買収。さらに、ユーロネクスト・パリのコンパートメントCからコンパートメントBへの株式譲渡を発表。

 

2019年: CRISTEL DE ROUVRAYがCEOに就任

1999年より取締役を務めていたCristel de Rouvrayが、当社の創設者で、現取締役会長のAlain de Rouvray を引き継ぎ、ESI GroupのCEOに就任。1999年にESI の役員就任。役員会のリーダーとして、補償・任命・統治委員会の議長、承継計画のプロジェクトリーダー、そして、関連の重要人材運営委員会の長を歴任。さらに、これまで、ESI の人材開発や経営上の意思決定プロセスの構築およびサポートを行う等、ESI の専門性、市場、人材そして文化に習熟および精通し、産業エコシステム、役員会、グループ幹部委員会、主要マネージャーたちと高い生産性の職場関係の構築に手腕を発揮。