VIRTUAL SEAT
SOLUTION

ESIのVirtual Seat Solutionは、生産工程の最適化から快適性評価まで一連のプロセスをシミュレーションするシート開発専用ソリューションです。様々な性能テストを一つのソリューションにまとめることで、実物プロトタイプを用いることなくバーチャルテストによる潜在的な問題の予測や解析を行うことが可能です。それにより、コスト削減とリードタイム短縮を実現し、高性能なシート開発を可能にします。

Virtual Seat Solution のメリット

 

  • 早期開発段階で問題を予測することにより、コスト削減と市場投入期間の短縮
  • シングル・コア・モデルで様々なシート設計を繰り返しバーチャルテストすることで性能を評価
  • 人間工学に基づいたシートバリエーションの乗員快適性の評価
  • 解析専任ではないユーザーにも使いやすい特化したプロセスによる効率向上

 

Virtual Seat Solution 自動車

電気自動車や自律走行車の出現によりシートやキャビンの設計が大きく変化したことで、新たなHポイントの確保や快適性・振動伝達・サーマルシステム効率性といった課題が生じます。

Virtual Seat Solutionのメリット

 

  • ユーロNCAP、JNCAP、C-NCAP、IIHS試験、特にむち打ち症の規制に対応
  • 専用ダミーによりHポイントと最適な乗員姿勢を予測
  • 高性能バーチャルテストによって、様々な体格に合った乗員快適性を確保
  • 製造上の問題を予測し納期を保証

 

航空宇宙シート

近代化が進む航空宇宙産業ですが、厳しい規制によって設計のコンセプトと実際のシート開発に大きなギャップが生じる場合があります。また規制変更のたびに、実際の衝突試験による検証・評価・認証を行うことは、費用の面からも非常に困難です。

ESIのVirtual Seat Solutionは、初期設計段階において航空シート性能をバーチャルで評価することで、様々なシート設計を可能にし、実物試作品を必要とせず、抵コストで事前認証することができます。

 

ESIのVirtual Seat Solutionを活用することで、様々な設計や材料をバーチャルでテストを行い、迅速に、低コストでシートの性能を検証、評価が可能になり、TiSeatの市場投入期間を大幅に短縮することができました。

Benjamin Saada
Chief Executive Officer
Expliseat

Virtual Seat Solution のメリット

 

  • バーチャルの事前認証により最初の試作で認証を成功へ導く
  • エコノミー/ビジネスクラス、パイロットの快適性を予測
  • バーチャルテストによるシートベルト/エアバッグの安全性の確保
  • シートの変形をリアルに考慮した居住性の予測
  • 様々な体格や姿勢を考慮したシート性能テスト

 

航空機シート認証(HIC) ・むち打ち症

ESIのVirtual Seat Solutionはユーザーフレンドリーなインターフェイスを備え、組み込まれた規制プロトコルを提案し、End To Endのバーチャルプロセスを構築することで、トリミング加工を考慮したシート設計をバーチャルで事前認証することができます。

また緊急着陸時を想定したシート・拘束システムの設計が必要な航空機では、乗員・パイロットの安全性を確保するために、下方減速時の荷重や頭部障害基準(HIC)、16Gの横方向減速時の床の「ピッチ&ロール」が考慮されているだけでなく、ベルトやエアバックなどの安全装置のテストも可能で、緊急着陸時動的条件である衝突安全規制(SAE AS8049B または FAR25.256)に適合しているか確認することができます。

ESI Virtual Seat Solution はEuro NCAP、Japan NCAP、C-NCAP、IIHSなどの標準的な試験プロトコルが組み込まれており、自動車の後面衝突時のむち打ち試験では、正確なシートモデリングとリアルな乗員ダミーを使ったバーチャル認証を反復することで、乗員の安全性を評価することが可能です。

ESIのVirtual Seat Solutionは正確で現実的な乗員の着座姿勢が予測可能で、シートの衝突性能や安全性を高い精度で予測でき、実物試作品を使ったテストの数を減らすことができます

Mr. Okano
Manager of CAE Evaluation Section
Test Engineering Department
TACHI-S

 

 

Hポイント・快適性

シート設計では、車内装備品へのアクセスをよくするために、人間工学に基づいてHポイントを最適な位置に定義しなくてはいけません。しかし、コストと時間の問題から、実物ダミーを使った測定は回数が限られてしまいます。

ESIのVirtual Seat SolutionはHPM1/JRMDダミーを使ったリアルなシーティングプロトコルをバーチャルで再現し、検証を行うことで、正確な着座位置を確保します。またSAEJ826といったHポイントに関する国際規格が組み込まれており、簡単にセットアップと解析ができるだけでなく、HPM2ダミーを用いたバックセット値や腰部の快適性評価のような、他の姿勢の測定も可能です。

 

Hポイント確定後、異なる人間モデル(5/50/95パーセンタイル・高齢者・オーバーウェイト・障碍者)を使った圧力マッピングを行うことで、快適性を検証することができ、また動的快適性(シートの路面振動の吸収)や熱的快適性の測定も可能です。

Trim and Foam Manufacturing

“開発中のシートの縫製・ラッピング工程をシミュレーションしました。カバーのシワやブリッジングギャップなどを予測し、実物試作品で確認しています。”

参照FORD 発行"Visual Seat Prototyping Application for Craftsmanship, Comfort and Safety", NAFEMS 2011

ESIのVirtual Seat Solutionのトリム製造予測ツールは、実物試作品を必要とせず、トリム・フォーム材の製造をバーチャルテストすることで、人体モデルやダミーの着座姿勢を定義し、シートの快適性とHポイントの予測を可能にします。

 

  • シートカバーとフォーム材の応力とひずみを予測し、限られたデータ量でシート性能を予測
  • 実際の物理現象を考慮して縫製・組立工程をシミュレーションすることで、シートカバーのしわやブリッジギャップなどの製造上の問題を予測し、部門間での情報共有が可能

 

反復ツールを使用することで、シート設計のバリエーション・トリムパターン・縫製ライン・素材などを変更してシミュレーションできます。またFPM(有限点集法)によるフォーム材製造工程の改善と最適化が可能です。

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